太田胃散を多めに飲んでしまう。
今日は仕事の食事会があった。
職場の人と食事をするということは楽しさ以上に気を使うことに重点を置いてしまう。
「ああやって話せばよかったかな」
「こうやって聞いた方がよかったかな」
とその場でぐるぐると考えてしまう。
そんな息苦しさを解消するために、目の前のおかずやご飯を次々と口に放り込んでいった。
いつも以上にモリモリと食べてしまったので、今自分の胃はパンク状態になっている。
胃が重いのは辛い。
動いてもダメージを受けるし、じっとしててもじわじわと不快な感じがしてくる。
そんな時に助けてくれるお役立ちアイテム。
太田胃散である。
胃が持たれた時には我慢せずに薬に頼った方がいい時もある。
しかし自分の場合、太田胃散を多めに飲んでしまう。
本来なら付属のスプーンを擦り切れ一杯飲むのが正しいのだが、
「聞かないと嫌だから念の為に…」
と山盛り一杯飲んでしまう。
これで劇的に消化スピードが早まるとか、すぐに具合が良くなるとか効果があればイイのだけれども、実際はそこまで大差はない。
むしろ一回分を多めに飲んでいることからコスパは悪くなっていると思われる。
太田胃散意外にも、念の為にというシチュエーションはある。
「この本、役に立つときがくるかもしれないから念の為にとっておこう」
「物足りなくなると嫌だから念の為にご飯大盛りにしよう」
ちっちゃな出来事だが確かに存在している。
しかし、念の為にと思っていることが良い結果に導くということは、思ったよりも少ないのかもしれない。
太田胃散は減るスピードは早まっちゃうし、本で部屋のスペース狭くなるし、食べ過ぎて胃もたれするしで。
「むしろダメージを受けているのでは?」
と思えてしまう。
自分の傾向として余るとか、多めという部分がよく見られるが、むしろ自分にとって足らないと思うくらいがちょうどイイのかもしれない。
太田胃散の擦り切れ一杯は自分にとってはすこそ足らないという印象があるけれど、それがちょうどイイんだ。
山盛りがイイという思い込みを、擦り切れ一杯でちょうどイイという感覚に変えていきたい。