車の中で初めてヒトカラ(一人カラオケ)をした。
1人でカラオケを歌うことである。
ひと昔前なら、
「なんで友達と歌わないの?」
「ぼっちやん!」
と奇異な目で見られること必至だったが、最近はヒトカラを好む人が多くなり、ヒトカラ専用の部屋まで存在するようになった。
自分の場合どうかと言うと、1人カラオケはこれまでやったことなく、友達と数える位の回数だけカラオケに行ったことがある。
「行ったことないんかい!」
と思う人もいると思う。
自分にとってヒトカラは憧れる反面怖い部分もあってなかなか実行することができなかった。
憧れてる部分は
「好きな曲を好きなだけ歌うことができる」
「一人なので気を使わなくていい」
怖い部分は
「長い時間1人で歌える自信がない」
「他の人が覗きに来たり乱入してきたりしないか心配」
といった感じ。
せっかく気持ちよく歌うのにこの値段になって楽しめないなんていうのが心配で仕方がなかった。
「1人カラオケはしたい」
「でも覗かれたり、絡まれたりするのは嫌だ」
どっちを取るのか長いこと悩んでいたがある日、2つの要素を両立することができる方法を見つけた。
「車で歌えばいいじゃん!」
そう車の中だったら一人で思い切り歌えるし、他の人から見られたとしても運転しているからすぐに通り過ぎることができる。
という早速やってみた。
結果はイマイチだった。
理由は自分自身にあった。
これまで自分はカラオケは両手で数える位しか行ったことがない。
もともと人前で歌うと言うこと自体があまり好きではない性分なので当たり前と言えば当たり前のことではある。
それもあってか自分が歌っているということに対して自分自身がこっぱずかしくなってしまい、楽しむことができなかった。
「車でヒトカラは無理なのか…」
と諦めかけていたが、今日突然解決法を編み出すことができた。
それは、
「タオルで口を塞ぐ」
である。
「完璧怪しい人やん!」
と思った人もいるだろう。
いいのである!
他の人が一瞬見るだけだし、見たところで
「咳がひどいんかな?」
と思うだけである。
思うだけだといいなぁ。
しかしこの方法は自分にとってはなかなかいい発見となった。
タオルで抑えながら歌うと、自分の声が変わるのでこっぱずかしさが激減するのである。
これを数回繰り返して行くと、タオルを外して普通に歌っても大丈夫になった。
タオル様様である。
注意点としては、そのまま抑えようとすると片手がふさがってしまうので、長いタオルで首まで伸ばして縛るか、紐を使ってマスクのように固定するといいかもしれない。
もし自分のように
と言う人は、車でヒトカラをチャレンジしてみよう!