朝夕が涼しくなってきた。
これまでの酷暑が嘘のように、今朝は涼しくて心地よかった。
7月の後半と8月の前半は、朝起きて外に出た途端に全身の汗腺からどっと汗が出てくるのを味わいながら仕事に向かう日が続いた。
もちろんテンションなど上がるはずもない、身も心も疲れ果てていた。
家に帰って晩御飯を作る気力もなくなる。
休日も朝出かけただけで1日のスタミナを使い切ってしまうようなことが多々あった。
しかし事情が変わった。
先週の土日から気温が下がったのである。
朝外を出ても焼き付けるような日差しが来ない。
蒸し蒸しとした空気ではなく、爽やかな風が通り抜けていく。
あー朝涼しいってだけでこんなにも心が軽やかになるのか。
久しぶりの自然な涼しさに思わず心が踊った。
さすがにお昼時になると暑さが盛り上がってくるが、それでもまだ余裕がある暑さだった。
今日の朝、朝起きると様子がおかしい。
蒸し蒸し感がない。
窓を開けても熱風がこない。
「あ〜夏の終わりが見えてきた」
そんなことが頭に浮かんだ。
朝の不快指数が低くなったお陰か、出勤も先週よりも楽になった気がした。
改めて夏の暑さがどれだけ怖いかということと、自然の涼しさのありがたさを知ることのできた1日だった。